教員英語コース・合格体験記2017

Iさん(中学校英語)

1. 1次試験

今回の受験で4回目ですが、今回は特に専門試験の勉強にかなり時間を費やしました。専門:教養の割合は8:2くらいです。理由は、過去2回専門が振るわず不合格だったからです。また、専門は1問3点(今年からは1点~4点問題もありましたが)に対して、教養は1問1点です。それを考えると、同じ1問正解でも3点稼いだほうがいいと思い専門に力を入れました。その結果、専門試験では自己ベストをとることができました。これもリベラルアーツで勉強し、総合的に力をつけることができたおかげです。入校を迷っている人はここで勉強することをお勧めしますが、1つ言えるのは、ホームページにある先生が書かれた「学習の手引き通り」だということです。簡単に言えば、「①授業に集中する②復習をしっかりする③わからないところをなくす」という当たり前のことが大切だと思います。それをクリアするには、なによりも自習時間の確保だと思います。私は、他県で本務をしていた際に本県の採用試験を受験したこともありますが、仕事に追われて勉強時間を確保することが厳しく試験結果も振るいませんでした。しかし、今回は「絶対今年で合格する」と決め、非常勤講師として午前中のみ勤務し、勉強に専念することにしました。

リベラルアーツには対策講座が始まるタイミングで入校しました。授業では、先生が基礎講座を受けていた受講生にバンバン当てて、バンバンと答えやその理由を言う受講生のレベルの高さに驚きました。また、先生の解説のスピードが速くて始めの頃は授業についていくのに必死でした。だんだんと先生のスピードに慣れて来たころから、先生にも当てられるようになり、授業中も一瞬たりとも気を抜けませんでした。

私は文法が苦手で文法クラスでも長文クラスでも、わからない文法があり、よく先生に質問をしていました。先生のすごいところは、私の理解できる例で説明するところです。そのおかげで、苦手だった文法がだんだんとわかるようになってきました。自分でも力がついているなと感じたのが、誤所指摘です。受講当初はどこが間違っているのか全然見当もつかず、30問中5問くらいしか当たらないことがありました。文法が苦手な私にとって、授業中の先生の解説を聞いてもわからないところだらけでした。そこで、わからないところを授業後に1つ1つクリアにしていきました。すると、3月あたりからだんだんと間違っている箇所がわかるようになっていきました。30問中半分の15問は正解できるようになりました。また、先生に当てられても答えとその理由まで言えるようになっていきました。その頃から、いままでやってきた問題も復習するようにしました。間違えた問題にチェックをつけて次に解いたときにわかるようにしていくと、同じ問題ばかり間違えていたり、前回は正解したのに間違えていたりと、自分がいかに適当に解いていたのかがわかりました。それからは、解説を読み直したり、文法書を読んだり、先生に質問したりして相手に説明できるくらいまで理解を深めるようにしました。その結果、採用試験本番の誤所指摘の問題は全問正解することができました。

長文は、毎回の宿題で配られる英字新聞を授業までに最低3回は読むようにしました。単語テストもあるので、授業前にも数回読み直しをしました。授業でやった長文についても、単語テストの前に数回読み直しをしました。文法に加えて語彙力もなかったので、文中の単語を覚えるようにしました。読むスピードが遅いので、TOEICや英検など受け、なるべく時間に追われながら読む機会を増やすようにしていました。TOEICの問題を解くときもタイマーを利用しながらスピード感を持って読むように意識していました。その成果は、今回の長文問題に活かせたと思います。なぜなら、今年の問題は長文1題分増えていたからです。日頃からTOEICなどでペース配分を考えながらやっていたおかげで、この分量ならこれくらいで解こうと目安を決めながら本番でも取り組むことができました。

リスニングは、得意な方なので、TOEICや英検の問題集を1.5倍速にして解いていました。また、授業のリスニング問題で聞き取れなかった部分をスクリプトで確認し、自習のときにもう1回聞いていました。

単語は、毎回の授業で単語テストがありその結果が張り出されるので緊張感を持って単語の勉強に取り組めました。負けず嫌いの性格も手伝って、1位になるために毎回満点を取るつもりで、必死になって150個近い単語を覚えました。単語カードを作って、隙間時間に覚えるようにしました。私は、歩きながらの方が頭に入るので、歩きながら覚えるようにしていました。また、Memriseというサイトを利用していました。そのサイトは自分で単語帳を作ることができ、その単語帳の単語の意味やスペルを覚えられるようになっています。また、スマホと連携してるので、アプリをダウンロードすれば、いつでもゲーム感覚でできるので、他の勉強に飽きたときにやっていました。後から似たようなサイトでquizletというのもあることを知りました。少ししか使っていませんが、このサイトもゲーム感覚で面白いと思います。単語の暗記は単調になりがちなので、このようなツールも使うのもアリだと思います。毎回の単語のテストの復習にも力を入れました。パス単が1周終わると、単語テストが復習になりますが、悲しいことになかなか点数が取れませんでした。忘れているのがほとんどでした。頑張って覚えたのにも関わらずあっという間に忘れるのでは意味がないと思い、復習をすることにしました。最初の単語テストから意味を隠してわからない単語に印をつけ、覚えていくことを繰り返しました。試験直前は、単語テストが試験と同じように同義語選択と、空欄補充になるので、その問題も繰り返しやるようにしました。

学習指導要領は違う校種のも出るので頑張って覚えるようにしました。学習指導要領の問題は満点取ると決めて勉強していました。授業のテストのときも中学校の部分は満点を狙い、高校の部分は復習して次同じ問題が出されたときに間違わないようにしていました。そのおかげで、本番の試験では満点を取ることができました。

教養は教職教養に力を入れました。一般はほとんど触っていません。教育原理の分野と特別支援の分野は満点とるつもりで勉強をしていました。

論文は予備校で対策講座を受講し毎週添削してもらうようにしていました。

2. 2次試験

エッセイ(英語):新学習指導要領で「話すこと」が大幅に変わったので、「話すこと」を中心に指導実践について書く練習をしました。過去問で「書くこと」についても練習し、全部で3題程度練習しました。

面接(英語):先生から対策プリントをもらい答えを考えて、添削してもらい覚えました。友人と一緒に練習を2回練習した程度でしたが、質問も対策プリント通りなのと、ネイティブの面接官の相づちがThat’s nice! Good idea!などポジティブなので、日本語の面接よりも気軽にできました。特に気負うひつようはないと思います。

面接:去年は面接の練習をせずに臨んだためかなり低い点数だったので、一番力を入れました。違う校種の受験者の意見も聞きながら、自分の意見をまとめていきました。また、去年の面接では場面指導が出来なかったので、同僚に頼んで一緒に練習してもらいました。試験では時間も指定されるので、タイマーを使って練習しました。スマホで録音して何を言ったのかを聞き返し、具体的にアドバイスをもらったりしました。回数をこなすことだと思うので、いろんな人と練習するといいと思います。そうすることで、相手の意見も聞くことができてとても参考になります。

模擬授業:友人同士で練習したり、同じ学校の先輩の先生方に見てもらいアドバイスをもらったりしました。また動画を撮って客観的に授業を見て修正を行ったりしました。本番は練習していなかった文法項目が出て焦りましたが、日頃の授業を思い出しながら、なんとか乗り切りました。とにかく、ゆっくり話し中学生が理解できる英語で話すように心がけました。

授業が終わって、「英語の割合はどれくらいですか」と質問があったのでオールイングリッシュの授業が求められているのだと感じ取ることができました。

3. 終わりに

この1年間は必死に勉強したなと振り返って思います。もう戻りたくはありません。1次通過までが長かったですが、2次試験も3日間あるので、中途半端な気持ちでは一筋縄ではいかないと思います。中途半端な気持ちだと体力的にも精神的にもきつく感じてしまうと思います。3日間を乗り越えるには、「今年で絶対に合格してやる!」という強い気持ちが何よりも大切だと受験してみて感じました。また、その気持ちも面接官にも必ず伝わると思います。

最後に、このように合格体験記を書いているのも愛先生と澤田先生のおかげです。ナーバスになる私にいつも「大丈夫」と声をかけてくださった愛先生、指導要領のテストを毎回作ってくださった澤田先生、本当にありがとうございました。そして、約1年間お世話になりました。